「手順」「規定」のような意味合いをもつ用語で、IT関連では主に、通信時の手順に関する約束事のことを指します。
通信におけるプロトコルでは、たとえば、送信するデータのフォーマットや、どういう手段で相手と接続するのか、送信と受信のタイミングをどう合わせるのか、データが届かないなどのトラブルにどう対処するのかといったことを取り決めています。これらが1種類のプロトコルだけで取り決められるわけではなく、たとえば、接続方法を規定するプロトコル、データフォーマットを規定するプロトコル、エラー制御の方法を規定するプロトコルといったように、担当範囲が異なる複数のプロトコルを用いることで、通信処理が成り立っています(プロトコルスタック)。
通信に関するプロトコルとしてよく知られているものに、TCP、IP、UDP、HTTP、SMTP、POP、IMAP、FTP などがあります。また、Webページを記述するマークアップ言語である HTML、セキュアな通信を行うための TLS (SSL)、機器同士を接続するための物理的なインターフェース(ハードウェアインターフェース)なども、通信に関する規定として必要なものであり、プロトコルの一種といえます。
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