ボトルネック | Programming Place Plus 用語集

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名称

解説

必要であるが、その処理効率がほかの部分と比べて劣っているために、全体としての性能を抑えつけてしまっている処理や機器などのことです。

全体の性能を向上させるためには、ボトルネックになっている部分を特定し、それを取り除くか、改善(高速化)する必要があります。ボトルネックになっていない部分をいくら改善しても、全体の性能向上にはほとんど寄与しません。

ボトルネックは、プログラム以外に、コンピュータの処理の仕組みや、ネットワークの分野など、さまざまな場面にあらわれます。

たとえば、計算処理は十分に高速だが、ファイルI/O が極度に遅く、そのためにプログラム全体の処理効率が落ちているのなら、ファイルの I/O がボトルネックということになります。このケースでは、計算処理をいくら改善しても、プログラムの性能は変化しないでしょう。

コンピュータの処理の仕組みでいえば、CPU の処理速度に比べて非常に遅い、メインメモリへのアクセスがボトルネックになり得ます(この改善のためにキャッシュメモリがあります)。

ネットワーク分野でいえば、パケットの往来が多くて混雑する地点や、低速な通信機器で接続されている地点などがボトルネックになり得ます。


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