暗号の分野で、「平文」の意味で「プレーンテキスト」と呼ぶことがあります。
コンピュータへ指示するための付加情報をもたず、人間にとって意味がある情報だけで構成されているテキストデータのことです。
たとえば、文字の色やフォントの指定、太字などの指示、図表の挿入といったものが含まれていないということです。こういった付加的な情報を含んだ文書は、Word などのワープロソフトによって作成できます。
プレーンテキストは、余分な情報がなく非常にシンプルであるため、データ量を小さく抑えられます。また、最小限の機能さえ実装されていれば読み書きできるため、文字を理解できるほとんどのソフトウェアで取り扱える利点があります。
ただし、改行文字のような、いくつかの制御文字は含まれることはあり、改行の表現が環境によって異なることから、互換性に関する問題が起こる可能性があります。
プレーンテキストであっても、HTML がしているように、色を変えたい部分を専用のタグ(< と > で囲まれた数文字程度の記述)で取り囲んで表現するといった工夫によって、表現力を増すことは可能です。当然、そのタグの意味を理解できるソフトウェアを使って表示しなければ、意図した結果を得られるわけではありませんが、タグを理解しないソフトウェアで表示した場合でも、タグがそのまま文字として表示されてしまうだけであって、人間はその文書を読むことが可能です。
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