メインメモリ上の位置を特定するために使う表現です。
「アドレス (address)」とは「住所」や「番地」のことですから、メインメモリ上での住所ということになります。
メモリアドレスを単に「アドレス」と呼ぶことがありますが、ネットワークの分野などでも、アドレスという用語はよく登場します(IPアドレス、MACアドレスなど)から、曖昧にならないように注意が必要です。
メモリアドレスの場合、整数を使って、先頭からの距離で表現します。ほとんどのコンピュータは、バイト単位でメインメモリにアクセスする仕様になっているため、メモリアドレスもバイト単位で割り当てられます。そのため、1バイトに収まらない大きさのデータは、複数のメモリアドレスにまたがっていることになります。
C言語や C++ にあるポインタ機能は、メモリアドレスを使うことで実現されています。メインメモリ上にあるデータや関数を、メモリアドレスによる位置情報で表現します。前述のような複数のメモリアドレスにまたがっているデータは通常、その先頭部分にあたるメモリアドレスを使って表現します(実際の大きさは、データ型によって判断できます)。
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