論理演算の1つで、与えられたある命題が真であるときには偽になり、偽であるときには真になる演算のことです。
プログラミングにおいては、~ や not を使って書き表すことが多いです。C言語や C++ では、単独の ~ はビット単位の論理否定を取ることを表しており、条件式でブール値を必要とするときには ! で表される演算子を使用します。
C言語の ~ については、C言語編第49章で、! については、C言語編第15章で取り上げています(C++ でも基本的に同じです)。
たとえば、「変数 x の値が
0以上か?」という命題に対して論理否定を取る場合、not (x >= 0)
といった記述になります。条件式が満たされている場合にだけ、全体として偽
(false) になり、条件式が満たされていない場合には真 (true)
になります。なお、この例でいえば、比較の演算子を反転させた
x < 0
と同じ意味です。
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