fscanf | Programming Place Plus C言語編 標準ライブラリのリファレンス

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fscanf関数

概要

任意のストリームから、変換指定を伴った文字列を受け取る。

ヘッダ

stdio.h

形式

int fscanf(FILE* restrict stream, const char* restrict format, …);

引数

stream

対象のストリーム。

format

変換指定を伴った文字列。

入力された値を受け取るメモリアドレスの指定。format に含まれている変換指定子に対応した個数と型であること。

戻り値

変換を1つも行えないまま入力エラーが起きた場合は、EOF を返す。その他の場合には、正常に代入を行えた個数を返す。

詳細

結果を任意のストリームから受け取ることを除き、scanf関数と同様であり、同じ機能を持つ。

注意

必要な個数の実引数が指定されていない場合の動作は未定義。余分に指定されている場合には、評価は行われるが、fscanf関数としては無視する。

使用例

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>

int main(void)
{
    FILE* fp = fopen("test.txt", "r");
    if (fp == NULL) {
        fputs("ファイルオープンに失敗しました。\n", stderr);
        exit(EXIT_FAILURE);
    }

    int num;
    char str[10];
    double f;
    if (fscanf(fp, "%d %s %lf", &num, str, &f) == EOF) {
        fputs("ファイルからの読み込みに失敗しました。\n", stderr);
        exit(EXIT_FAILURE);
    }
    printf("%d %s %lf\n", num, str, f);

    if (fclose(fp) == EOF) {
        fputs("ファイルクローズに失敗しました。\n", stderr);
        exit(EXIT_FAILURE);
    }
}

入力ファイル (test.txt):

100 abc 2.500000

実行結果

100 abc 2.500000

関連

標準入力に特化した、scanf関数がある。対象が文字列の場合は、sscanf関数が使える。

引数に … ではなく、va_list を用いたバージョンとして、vscanf関数がある。

ワイド文字の wscanf関数がある。

解説章

第41章


参考リンク


更新履歴

’2018/4/22 解説中で C95 を(C89 に対して)特別扱いしないように修正。そもそもC言語編は C95ベースなので、余計な説明は省く。

’2018/4/8 全体的に文章を見直し修正。

’2018/2/1 C言語編全体で表記を統一するため、「フォーマット指定」を「変換指定」に改めた。

’2018/1/22 新規作成。



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