sscanf | Programming Place Plus C言語編 標準ライブラリのリファレンス

トップページC言語編標準ライブラリのリファレンス(名前順)

トップページC言語編標準ライブラリのリファレンス(ヘッダ別)


sscanf関数

概要

文字列から、変換指定を伴った文字列を受け取る。

ヘッダ

stdio.h

形式

int sscanf(const char* restrict s, const char* restrict format, …);

引数

s

入力文字列。

format

変換指定を伴った文字列。

入力された値を受け取るメモリアドレスの指定。format に含まれている変換指定子に対応した個数と型であること。

戻り値

変換を1つも行えないまま入力エラーが起きた場合は、EOF を返す。その他の場合には、正常に代入を行えた個数を返す。

詳細

結果を文字列から受け取ることを除き、scanf関数と同様であり、同じ機能を持つ。

注意

必要な個数の実引数が指定されていない場合の動作は未定義。余分に指定されている場合には、評価は行われるが、sscanf関数としては無視する。

使用例

#include <stdio.h>

int main(void)
{
    const char s[] = "100 abc 2.5";

    int num;
    char str[10];
    double f;

    sscanf(s, "%d %s %lf", &num, str, &f);
    printf("%d %s %lf\n", num, str, f);
}

実行結果:

100 abc 2.500000

関連

任意のストリームに対して同様の変換指定を行い入力を受け取るには、fscanf関数を使う。また、対象が標準入力の場合に特化した、scanf関数がある。

引数に … ではなく、va_list を用いたバージョンとして、vscanf関数がある。

ワイド文字版の wscanf関数がある。

解説章

第7章


参考リンク


更新履歴

’2018/4/22 解説中で C95 を(C89 に対して)特別扱いしないように修正。そもそもC言語編は C95ベースなので、余計な説明は省く。

’2018/4/15 全体的に文章を見直し修正。

’2018/2/1 C言語編全体で表記を統一するため、「フォーマット指定」を「変換指定」に改めた。

’2018/1/22 新規作成。



標準ライブラリのリファレンス(名前順)のトップページへ

標準ライブラリのリファレンス(ヘッダ別)のトップページへ

C言語編のトップページへ

Programming Place Plus のトップページへ



はてなブックマーク に保存 Pocket に保存 Facebook でシェア
X で ポストフォロー LINE で送る noteで書く
rss1.0 取得ボタン RSS 管理者情報 プライバシーポリシー
先頭へ戻る