暗黙の型変換 | Programming Place Plus 用語集

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名称 🔗

解説 🔗

プログラミングにおける型変換のうち、コンパイラなどが判断して自動的におこなうものを指します。

たとえば、10 + 2.5 のようなでは、1つの演算子+)のオペランド整数型と浮動小数点型になっており、一致していません。ルールはプログラミング言語によって異なりますが、コンパイラは両者の型を揃えてから演算を行えるように、暗黙の型変換を行い、1010.0 という浮動小数点型に変換します。if (a < b) のような条件式でも同様で、変数 a と b の型が異なるのなら、揃えるための暗黙の型変換が行われます。

ある型が表現できるの範囲や値の種類には決まりがありますから、暗黙の型変換がつねに行われるわけではありません。たとえば、整数型の変数に対して、浮動小数点数型の値を代入する i = f の場合、小数点以下の情報が失われることになるため(そのような型変換を、縮小変換と呼びます)、暗黙の型変換を行わずエラーとしたり、変換を行うが警告を出したりする言語があります。こういった場合、プログラマーが明示的に型変換を指示できることがあります(明示的な型変換、あるいはキャストと呼ばれる)。

[C言語における暗黙の型変換についての解説が、C言語編21章]にあります。{.note}


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