型変換 | Programming Place Plus 用語集

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名称

解説

プログラミングにおいて、あるを別の型に変換することです。

たとえば、10.0 という浮動小数点型の値を、整数型の 10 に変換したり、整数型の 10 を “10” という文字列型に変換したりすることをいいます。ただし、型変換のルールはプログラミング言語によって異なります。

コンパイラなどが判断して自動的におこなう型変換と、プログラマーが明示的におこなう型変換とがあります。プログラミング言語による違いはありますが、前者のことを暗黙の型変換や型強制、後者のことを明示的な型変換やキャストなどと呼ぶことがあります。キャストという用語が型変換全般を指している場合もあります。

C言語の型変換についてはC言語編21章で、C++ のキャストについては 新C++編「符号無し整数」で解説しています。

ある型が表現できる値の範囲や値の種類には決まりがありますから、型変換がつねに可能であるわけではありません。たとえば、12.34 という浮動小数点型の値は、小数点以下を表現する能力のない整数型ではどうやっても表現できません。このように元の値を型変換後の型で表現できない場面では、型変換を失敗とみなしてコンパイルエラー実行時エラー(あるいは例外)にしたり、ある種の割り切りをして、近い値に変換したりします(この例でいえば、小数点以下を切り捨てて 12 としてしまうことが多い)。非数などの特殊な値に変換するケースもあります。いずれにしても、型変換の結果が想定したとおりであるかどうか注意を払う必要があります。


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