無結合 | Programming Place Plus　用語集

名称 🔗

• 無結合　【no linkage】
• (同義) リンケージなし　【no linkage】

解説 🔗

Ｃ言語や C++ における結合（リンケージ）の種類の１つで、結合を行わないことをいいます。

定義された識別子（変数や関数などの名前）と、その実体とを結びつける規則を結合（リンケージ）といい、内部結合、外部結合、無結合の３種類があります。

無結合の識別子は、その定義が行われたスコープの外から、その名前によって利用（参照）することができません。

無結合の識別子の宣言は、それぞれが別々の実体を表していることになります。

無結合の識別子の例として、以下のものがあります。

• ブロックスコープで、extern指定子を付加せずに定義された変数（いわゆる、単純なローカル変数）
• 変数や関数ではない識別子の宣言（C++ でのルールはより複雑^[1]）
• 関数の仮引数

参考リンク 🔗

• 1. C++ standard working draft N4140 §3.5 Program and linkage - 8 | 14882: Contents
• JIS X 3010:2003
  • JIS規格。プログラム言語Ｃ（C99規格に相当）
  • 日本産業標準調査会：データベース検索-JIS検索 で「X3010」を検索
  • 簡易閲覧 (kikakurui.com)
• ISO/IEC 14882:2014
  • C++14 のISO規格
  • 直後のドラフト N4140 を参照

更新履歴 🔗

• ’2022/10/16
  • 新規作成

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