vfscanf | Programming Place Plus C言語編 標準ライブラリのリファレンス

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vfscanf関数

概要

任意のストリームから、変換指定を伴った文字列を受け取る。

ヘッダ

stdio.h

形式

int vfscanf(FILE* restrict stream, const char* restrict format, va_list args);

引数

stream

対象のストリーム。

format

変換指定を伴った文字列。

args

format に含まれている変換指定子に対応した、可変個引数リスト。

戻り値

変換を1つも行えないまま入力エラーが起きた場合は、EOF を返す。その他の場合には、正常に代入を行えた個数を返す。

詳細

引数… が va_list に変わっていること以外は、fscanf関数と同様であり、同じ機能を持つ。
変換指定の詳細については、scanf関数を参照。

注意

第3引数に渡す va_list型のオブジェクトは、事前に va_start による初期化が必要である。

必要な個数の実引数が指定されていない場合の動作は未定義。余分に指定されている場合には、評価は行われるが、vfscanf関数としては無視する。

この関数は内部で va_argマクロを呼び出すため、関数から戻った後の args の状態は不定である。

使用例
#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <stdarg.h>
#include <assert.h>

static void checked_input(FILE* fp, int count, const char* format, ...)
{
    va_list args;

    va_start(args, format);
    if (vfscanf(fp, format, args) != count) {
        assert("vfscanf error");
    }
    va_end(args);
}

int main(void)
{
    FILE* fp = fopen("test.txt", "r");
    if (fp == NULL) {
        exit(EXIT_FAILURE);
    }

    int num;
    char str[10];
    double f;

    checked_input(fp, 3, "%d %s %lf", &num, str, &f);
    printf("%d %s %lf\n", num, str, f);

    if (fclose(fp) == EOF) {
        fputs("ファイルクローズに失敗しました。\n", stderr);
        exit(EXIT_FAILURE);
    }
}

入力ファイル (test.txt):

100 abc 2.500000

実行結果:

100 abc 2.500000
関連

ワイド文字版の vfwscanf関数がある。

標準入力に特化した vscanf関数がある。対象が文字の配列の場合は、vsscanf関数を使う。

va_list の代わりに、… を用いたバージョンとして、fscanf関数がある。
解説章


参考リンク 🔗

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更新履歴 🔗

 全体的に文章を見直し修正。

 C言語編全体で表記を統一するため、「フォーマット指定」を「変換指定」に改めた。

 新規作成。



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