プログラミングにおいて、ソースコードの書き方・スタイルに関するルールのことです。
プログラミング言語の文法にはそれなりの自由度があるため、複数人のプログラマーがこれといったルールもないまま、1つのソフトウェアの開発を行うと、さまざまなコーディングのスタイルが入り乱れる可能性があり、可読性や保守性を悪くするおそれがあります。そこで、ある程度明確なルールを定めておき、全員がそれに従うようにします。より強い強制力を発揮するために、ツールを使ってチェックする場合もあります。
コーディング規約として定める内容としては、変数や関数、クラスなどの名前の付け方(命名規則)や、インデントやスペースの空け方、使用を禁止する機能(正しく使うことが難しい機能や、乱用が好ましくない機能など)といったものがあります。
コーディング規約は、基本的にその開発プロジェクトのチームが決めることですが、プログラミング言語やフレームワークなどが標準を定めている場合もあります。また、なんらかの組織が定めているものを採用する場合もあります。
ドキュメントとして公開されているコーディング規約の例として、「CERT C コーディングスタンダード[1]」や「C++ Core Guidelines[2]」、「Google C++ Style Guide[3]」などがあります。
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