プログラミングにおけるアサートのうち、プログラムの実行時に判定を行うものをいいます。
実行時アサートの箇所が実行されるときに条件が判定され、条件が満たされているときは何も起こりませんが、満たされていないときには、メッセージを出力するなどしたうえで、プログラムの実行を中断させます。その場で中断させるのは、問題を特定しやすくするためです(デバッガを使って、変数やメモリの内容、コールスタックの状況などを確認できる)。
実行時アサートの機能は、プログラミング言語が仕様として用意していたり、ライブラリやフレームワークの形で用意されていたりします。
実行時アサートは基本的に、プログラムの開発中に使う機能です。デバッグを終えるまでのあいだに、前提条件を満たしていない箇所は解決されていることを前提に、リリースするプログラムでは無効化することが多いです。
なお、実行時アサートに対して、コンパイル時に判定を行うアサートを、コンパイル時アサート(静的アサート)などと呼びます。
C言語や C++ の標準ライブラリには、実行時アサートとして、assert という名前のマクロが定義されています(C言語編第30章)。
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