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名称

解説

Windows標準のファイルフォーマットの1つで、ビットマップ画像を扱うフォーマットです。

Windows でビットマップ画像をあつかうときに使われる、もっとも標準的・基本的なファイルフォーマットです。

1、4、8、16、24、32 といった色深度が選択でき、モノクロ画像からフルカラー画像まで表現できます。4ビット、8ビットの場合には、パレット情報を持っており、その中から色を選択するかたちを採ります。この場合、扱える色の種類自体はフルカラーと同等の約1677万色あります(その中から、24個あるいは 28個を選択する)。後ろが透けてみえる透過した画像は扱えません。

デフォルトでは、画像内のピクセルをシンプルに並べて表現しているだけであり、圧縮処理などは行っていません。BMP には圧縮の仕様もありますが、あまり普及しておらず、「ペイント」などの Windows 標準のソフトウェア出力するファイルでも非圧縮になっています。圧縮されている BMPファイルを、圧縮に対応していないソフトウェアで正しく開くことはできないため、標準的なファイルフォーマットではあるものの、互換性の問題が起こることがあります。現在では、ほとんどの環境で JPEG や PNG などのよく知られた圧縮画像のフォーマットが使えるため、圧縮が必要ならばこれらのフォーマットを用いることが多いです。

また、通常は、ピクセル情報が上下逆さまに格納されているという特徴があり、自力でピクセルを解析するようなプログラムを書くときに注意が必要です。画像の高さの情報を負数にすることで、自然な並びで格納できる仕様がありますが、それもまた対応していないソフトウェアで正しく開けなくなる問題が起こり得ます。


Windows において、単に「ビットマップ」というとき、BMP のことを指している場合がありますが、ビットマップという用語は、画像データを表現する形式の1つであり、本来、BMP を指すものではありません。


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