オブジェクトコード | Programming Place Plus　用語集

名称

• オブジェクトコード　【object code】
• (同義として用いることがある) ネイティブコード　【native code】

解説

ソースコードを変換して生成される、機械語のコード（あるいは中間コード）のことです。

機械語のコードを人間が読み書きすることは困難ですし、その仕様は CPU の種類によっても異なるため、通常、オブジェクトコードを人間が直接記述することはありません。代わりに、人間でも読み書きしやすいプログラミング言語で記述されたソースコードを、コンパイラやインタプリタ、アセンブラといったプログラムを使って変換することによって生成します。ファイルとして書き出されたものをオブジェクトファイルと呼びます。

生成されたオブジェクトコードは、プログラムとして起動するために必要なコードが付加されていなければ実行できません。リンカによって、複数のオブジェクトファイルをリンク（結合）することで、実行できるオブジェクトファイル（実行可能ファイル）を生成できます。あるいはリンクによって、ライブラリファイルを生成する場合もあります。ライブラリファイルはさらにほかの実行可能ファイルとリンクして使用します。