デバッガの機能の1つで、プログラムの実行中のある時点での変数の値や、式を評価した結果などを確認(監視)するものです。
使い方や、どのような機能を持つかはデバッガの種類によります。
基本的な使い方は、ブレークポイントを使ってプログラムの実行を一時停止させ、監視したい変数あるいは式などを専用の入力欄に入力しておきます。その後の実行中、ブレークポイントなどの手段でプログラムを一時停止させたときに、その時点での変数の値や型、式の結果が表示されます。値に変化が起きていたら、表示を色変えして教えてくれるものもあります。
静的変数でないローカル変数の場合は、現在の実行位置のスコープ内になければ、その値を見ることもできません(こういう変数は通常、コールスタックに保存されており、スコープを抜けた時点で取り除かれてしまうため)。静的変数の場合は、現在の実行位置のスコープ内でなくても、メモリ上のどこにあるかデバッガが判断できれば値を見ることができます。
数値の表記方法を 2進法や 16進法などに切り替えたり、変数のメモリアドレスを確認したりする機能をもっていることが多いほか、変数の値を書き換える機能を備えていることもあります。
また、監視している変数の値が変化したときに、プログラムの実行を一時停止させるウォッチポイントと呼ばれる機能を持っていることもあります。
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