プログラミングにおいて、連続するデータの入出力をおこなうための抽象的なオブジェクトのことです。
「ストリーム(stream)」とは「流れ」のことであり、データを入出力する様子を、データが流れているように見立てたものです。
入力であればデータの入力元となる存在(キーボードやファイル、ネットワークなど)、出力であればデータの出力先となる存在(ディスプレイやファイル、ネットワークなど)をプログラム中で区別なく扱えるように抽象化したオブジェクトのことです。データの入力時には入力用のストリーム(入力ストリーム)を通し、データの出力時には出力用のストリーム(出力ストリーム)を通します。
たとえば、C言語の標準ライブラリには、FILE という名前の抽象的なオブジェクトがあります。入出力に関わる関数には、FILEオブジェクトを指すポインタが渡せるようになっていて、これを経由させることによって、実際の入力元や出力先が何であるかを区別せずに入出力を行えるようになっています。
多くの OS、あるいはプログラミング言語には、標準入力(stdin)、標準出力(stdout)、標準エラー(stderr)という3つのストリーム(標準ストリーム)が定義されており、特別な準備を必要とせずに使用可能な状態になっています。多くの場合、標準入力はキーボード、標準出力と標準エラーはディスプレイ(画面)と結びついています。
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